「オーダーメイド型通勤バス」公式サイト開通 北京
北京で初めてのオーダーメイド型通勤バスの公式サイトが1日に開通し、乗車予約の受付もスタートした。人民網が伝えた。
オーダーメイド型通勤バスの主要路線は、「燕郊・通州・定福庄--国貿CBD」、「長陽・回竜観・昌平・石景山--中関村」、「豊台・長陽・黄村--亦荘」、「昌平・回竜観--上地」をそれぞれ結ぶルートとなる。通勤バスの詳細は、北京公交網(www.bjbus.com)サイト内の「オーダーメイド型通勤バス(定制公交)」ページに掲載されており、同ページから検索・予約・申し込み・決済など各種の手続きが可能。
北京公共交通集団(公交集団)によると、通勤バスの乗車料金は、予約時に決済する予約手数料と乗車時に北京市政交通カード(交通カード)で決済する運賃の合計となる。乗車時に交通カードで支払う運賃は、基本運賃が0.4元(約6.4円)、学割は0.2元(約3.2円)。カード決済と同時に、乗車回数と乗車区間も記録される。これらの基本運賃(一般0.4元・学生0.2元)をベースに、以下の追加料金や割引料金が適用される。
(1)一人一回の乗車につき、走行距離が20キロ以内の場合は8元(約130円)、20キロを超える場合、5キロごとに3元(約50円)がそれぞれ加算される。座席予約料金は、毎回の乗車料金×乗車日数となる。
(2)労働日に一定期間以上連続で座席予約を行った場合は、割引が適用される。具体的な割引率は、5日-9日間連続して予約した場合は5%、10日以上1カ月未満連続して予約した場合は10%、1カ月間分を連続して予約した場合は20%。
公交集団がオーダーメイド型通勤バスの運行に踏み切った目的は、交通渋滞問題を緩和し、公共交通機関を利用した「エコ外出」を奨励し、省エネ・排出削減を促進し、首都の空気の質を改善し、多様化しつつある市民の外出需要を満たすことにある。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年9月2日