通勤時間が長いほど離婚率上昇 スイス研究
スイスのある最新の研究によると、夫婦の一方が毎日通勤に45分以上かけている場合、離婚率が40%上がる結果になった。一方、中国科学院心理研究所の最近の調査では、北京や上海、広州市(広東省)などの8都市のサラリーマンは、通勤に平均41分かけている。同2調査の結果に、多くのホワイトカラーが「離婚も秒読みだ」と自嘲気味になっている。天津日報が報じた。
研究では、通勤距離が長いことや渋滞、公共交通機関の混雑、予測できない待ち時間などが、人々がイライラする原因となるだけでなく、健康に影響を与えたり、家庭の平和を破壊したりする原因にさえなることが分かった。
会社が家から近くても、通勤の時間はつまらない時間となりがちであるため、この時間を活用する方法を探さなくてはならない。まず、路線バスや地下鉄に乗る人は、「勉強の時間」と見なし、英語の単語帳を携帯して単語を覚えたり、ポケットブックを買って読んだりしてみてはどうだろう。もし、バスや地下鉄が混雑していたり、自家用車で通勤したりしているため本は読めないという場合、携帯やmp3などに学習用ファイルをダウンロードしておくことができる。また、待ち時間などには、イライラして余計なことを考えるのではなく、周囲の人が何をしているかを観察してみるのはどうだろう。周囲の人の笑顔や憂鬱そうな顔、ちょっとした動作などからインスピレーションを得たら、それをメモ帳や携帯に記録しておくのも良いだろう。一方、専門家は、ストレス解消法として、音楽を聞くことや新聞を見ること、ガムを噛むことなどを挙げている。渋滞や長い待ち時間に遭遇した時に、試してみるのはどうだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月2日