杭州市、厳しい暑さでスーパーの「調理代行」が人気に

　気温40度の暑さが中国各地を襲っている。そんな中、浙江省杭州市のあるスーパーでは、「調理代行」サービスを開始。暑い台所に立つ市民にとってはうれしいサービスとなり、人気を呼んでいる。新華網が報じた。

　7日午前10時ごろ、同市の平和広場にあるスーパー「世紀聯華」の店内に設けられた調理コーナーには、調理待ちの材料が10種類ほど並べられていた。調理師の鐘さんは取材に対し、「厳しい暑さが連日続き、調理代行を頼む顧客が増えている。最も多い日には、1日約100食のおかずを調理している」と語った。

　調理コーナーには、調理代行サービス専用のレジが設置され、客は同コーナーで、既に盛り付けられたおかずを選ぶこともできれば、自分で野菜や肉を選んで調理を注文することもできるようになっていた。

　料金に関して、レジの謝佳碧さんは「盛り付け済みのおかずは表示されている値段に調理代が含まれている。自ら選んだ野菜や肉を調理する場合は、調理代として1種類あたり5元（約80円）を徴収している」と教えてくれた。

　調理代行以外に、同市の各大型スーパーでは、いずれも出来合いのおかずを準備している。これも、暑い台所で調理をしなればならないという苦労を考えてのサービスだ。中国の気象部門は、気温が40度に達する日が向こう1週間は続くと予想している。暑い台所に立たなければならない市民にとって、スーパーで調理をしてもらうというのも賢い選択かもしれない。（編集KN）

　「人民網日本語版」2013年8月9日

中国、猛烈な暑さ