アシアナ機事故 弁護士「被害者は法的手段に訴えるべき」
米国の余晨峰律師事務所(MICHAEL S. YU)の首席代表を務める余晨峰弁護士は長年にわたり、航空機事故など重大事故に関する案件を手がけている。同弁護士は、6日にサンフランシスコ国際空港で発生したアシアナ機事故について、「被害を受けた中国人乗客は法的手段に訴え、より多くの補償を得るべきだ」との見方を示した。中国新聞網が伝えた。
余弁護士は8日、上海事務所で記者取材を受け、次の通り語った。
「中国人乗客が米国の法律に基づき訴えを起こす場合、米カリフォルニア州裁判所がその管轄権を持っているかどいうかが重要なポイントとなる。というのも、カリフォルニア州で、事故の犠牲者の遺族が金銭的・非金銭的な補償を求める事は可能であり、私が取り扱った案件のうち、同州で8桁の補償金が認められたケースもある。NTSB(国家運送安全委員会)は、早急に、航空会社や空港施設などの関連機関を調査し、航空管制官が操縦士に着陸誘導業務を行ったかどうか、それとも操縦士が目視のみで着陸を試みたのか、さらには、航空機自体に欠陥があったのかどうかについて解明するだろう」
「航空機事故訴訟が解決に至るまでには、通常数年間、長ければ十数年かかることもある。このため、被害者の乗客や家族は、重大航空機事故の処理に長けた弁護士団に訴訟を委託した方が良い」。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年7月10日
アシアナ航空機墜落事故