アシアナ機事故 乗客の約半数が中国人だった理由
サンフランシスコ国際空港でアシアナ航空の旅客機が着陸に失敗、炎上した事故で、事故機に乗っていた乗客の半数近くが中国人だったのはどういう理由によるものなのか?専門家は、「韓国は、中国と米国を結ぶ飛行ルートの途上にあり、中国から韓国を経由して米国に向かっても、無駄足を踏むことにはならない。また、韓国を経由する方が航空券代金がかなり安くすむ上、フライト数も多い。さらに、韓国政府は今年5月1日から、米国入国ビザと米国行航空券を保持する中国人観光客に対し、30日以内の滞在に必要なトランジット・ビザの免除措置をスタートした。このような状況のもと、ソウルやプサンを経由して米国に赴く中国人観光客が増加している」と指摘した。
今夏、上海-サンフランシスコを直行便で結ぶフライトは、中国東方航空・国際航空公司(エアチャイナ)・米ユナイテッド航空の3社が運航している。航空券代金はいずれも、エコノミークラス往復で、税別1万7千元(約28万円)以上する。アシアナ航空の場合、ソウル経由サンフランシスコ行のエコノミークラス往復代金は、税込で1万2千元(約20万円)からある上に、乗継所要時間も、最短ならば2時間35分で済む。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年7月8日