中国、働く女性の8割以上に疲労症候群の症状
ある調査によると、病院で「疲労症候群」と診断される女性が増加している。特に、タクシーなどのドライバーやスチュワーデス、看護婦などに集中して見られ、職業病の1つになっている。また、蒸し暑い夏には、体の各生理機能に変化が見られたり、食欲が低下したりするため、女性は特に「疲労症候群」に注意しなければならない。楽しく元気にこの夏を乗り切ろう。銀川晩報が報じた。
同調査によると、女性の「慢性疲労症候群」の主な原因は、▽早まる生活のペースや社会や家庭などで受けるプレッシャーの増大▽生活習慣の乱れ▽メンタルの調整不足---の3つだ。
同調査によると、女性の8割以上が疲労症候群の症状として、▽疲労感があり、休息を取りたい▽睡眠時間が短くなり、起床後も疲れが取れていない▽よく知っている人の名前を忘れる▽何かをして後悔することが増え、怒りっぽくなったり、イライラしたり、悲観的になったりする▽頭痛や耳鳴り、目まいなどの症状をよく覚えるが、検査しても異常はない---などを訴えている。
一方、仕事の負担が大きくなったり、家庭でのプレッシャーが増大したりした場合、どのようストレスを解消したいかという質問に対して、女性回答者の6割が「休暇や娯楽を通して、リラックス」、5割が「家族や友人に愚痴をこぼす」と答えた。医療関係者である看護婦のうち、ストレスを和らげるために、「専門の心理カウンセラーの助けを得る」と答えた人がわずか8.2%に留まったことは、注目に値する。
世界保健機関(WHO)は、「個人の健康や寿命の60%は自分、15%は遺伝、10%は社会的要素、8%は医療条件、7%は気候の影響によって決まる」と指摘している。そのため、「疲労症候群」にならないためには、健康に対する自分の意識を向上させることが大切になる。専門家は、運動することや疲労回復効果があるアルカリ性食品をたくさん食べることを勧めている。また、ストレスを解消する方法を見つけ、メンタルの調整に注意することで、心理的バランスを取ることや、仕事と休息のバランスをとれるよう、趣味を持ち、自分の注意力を分散させることも大切だ。さらに、禁煙や適正飲酒を心がけ、体内時計が乱れるようなライフスタイルに注意すること、さらに、問題がなくても定期的に健康診断を受けることなども必要だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年6月27日