北京の大学入試合格率80%超、前年比横ばい (2)
○難易度レベル「中」の問題が「やや容易」に
北京市高招弁公室の職員は、このほど行われた質問会において、今年の入試問題の難易度をめぐる問題について、「素養教育の実施、学生の負担軽減、問題の安全性・科学性を保障するという条件のもとで、試験問題の難易度を適宜調整している」と述べた。北京市は、入試問題の難易度係数を0.55から0.65の間にコントロールすることを原則としている。つまり、150点満点の場合、受験生の平均点数が82.5点から97.5点の間になるように調整する。
教学関係のベテラン研究員は、「大学入試問題の難易度別割合は、通常、2対6対2となっている。つまり、簡単な問題(難易度レベル低)が20%、まあまあ難しい問題(難易度レベル中)が60%、難問(難易度レベル高)が20%だ。このバランスを変えることはまずあり得ず、『難しさ』の中身が調整され、全体の60%を占める『まあまあ難しい問題』の内容が、『簡単な問題』に近づく。試験問題の難易度別割合を一定にするため、20%の難題のうち、一部問題は、さらに難しくなる可能性がある」と分析した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年6月7日