北京の大学入試合格率80%超、前年比横ばい
中国の2013年全国大学統一入試が7日から始まる。北京市教育委員会の線聯平・報道官は5日、「推計によると、今年の北京の大学入試合格率は、昨年とほぼ同じとなる見込み。また、学生の負担軽減を目的として、今年の問題難易度がやや下げられた」と話した。新京報が伝えた。
○合格率、昨年を下回ることはあり得ず
北京市教育考試院の統計データによると、今年の大学入試志願者数は、北京全体で計7万2736人。市内で学生募集を行った大学は790校、計画募集定員は5万4295人。志願者のうち、統一入試受験生は6万7368人、「単考単招(中等専業学校卒業生を対象とした大学入試)」受験生は5368人。市教育委員会の線報道官は、「大学入試の合格率は、【募集定員数÷志願者数】という単純計算で出すことはできない。というのも、毎年の合格率には、統一入試募集定員以外に、芸術系・スポーツ系学生募集や大学の自主募集など、上級部門からの示達以外の募集学生も含んでいるからだ。これらの数も、最終的には、合格者数に組み入れなければならない」と指摘した。
線報道官は、「推計によると、今年の北京の大学入試合格率は、昨年のレベルを下回ることはあり得ず、ほぼ横ばいになる見通しだ」と語った。北京の大学入試合格率は、ここ数年連続して80%を上回るレベルを維持している。2010年の合格率は84%を上回り、ここ数年はずっと80%から85%の範囲にあるという。