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中国の大学新卒者、過去最多に 北京は内定率3割未満

 北京市内の大学を今年卒業する学生の就職内定率は現時点で3割にも達していない。25日に開催された北京市大学卒業生就職斡旋会で、全国の普通大学を今年卒業する学生は、2012年比19万人増の699万人に達し、新中国の設立以来最多となる見通し。新京報が伝えた。

 ■学部卒業生の就職内定率26.6%

 2013年に北京の普通大学を卒業する学生は22万9千人。19日の時点で、卒業生全体の就職内定率は28.24%、うち大学院生の内定率は36.59%、学部生は26.6%、専科生は16.84%。

 北京市教育委員会関係者によると、今年の就職情勢がひときわ厳しさを増している根本的な原因として、国内外の経済情勢変動が挙げられるという。中国の2013年の国内総生産(GDP)成長率目標は7.5%に据え置かれ、就業ポストと卒業生の需給アンバランス状態が際立っている。

 また、大学院入試の最終合否結果がまだ発表されていないため、一部の学部卒業生は、まだ進学と就職の間をうろうろしている状態にある。さらに、専科大学である高等職業技術学院の学生の圧倒的多数が職場実習中で、正式な内定が得られていないことから、就職率は低い数字となっている。北京の各企業は今年、新卒採用活動を例年より早くスタートさせたという。関連部門が取りまとめた採用情報によると、募集ポストには、質のみならず量的な低下も見られる。また、卒業生総数の多さや構造的な問題も、依然際立っている。

 ■卒業生に基底部での就職を奨励

 北京市政府の馬林・副秘書長は「卒業生の末端部での就職、北京以外の土地での就職、中小企業への就職を奨励し、彼らが起業するための『ワンストップ』式サービス・プラットフォームや『グリーンチャンネル(優遇策)』を構築する必要がある。また、就職願望はあるものの就職先が決まっていない卒業生を重点的にサポートすべきだ」と提案している。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年4月27日

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