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中国、戦時中の強制労働従事者らが旧三菱に賠償要求

【中日対訳】

 第2次世界大戦中に日本に強制連行され、旧三菱鉱業(現三菱マテリアル)の炭鉱などで過酷な労働を強いられた中国人元労働者や遺族らが結成する5団体が20日、山東省高密市で交流会を実施。日本政府や三菱側に対する書簡を作成し、三菱側に対し戦時中の強制労働に関する賠償などを求めた。中国新聞社が報じた。

 同5団体は三菱側に対し、▽その下請け企業の行為を含む、加害事実や歴史的責任を認め、深く反省し、中国人労働者に対して謝罪すること▽誠意の気持ちや誠意を表すために、被害者3765人とその遺族に1人当たり10万元(約160万円)の謝罪金を支払うこと▽当時、強制労働があった作業場に、歴史を正しく伝える記念碑を立てること---などを求めている。

 今回の交流会は、戦時中に強制労働を強いられた被害者が団結し、三菱側との実質的交渉を進め、人権侵害に関する重大な歴史問題を1日も早く解决するのが目的。山東省と河北省の被害者やその遺族の代表、弁護士、専門学者など130人が参加した。

 第2次世界大戦中、日本政府や企業は戦争捕虜や一般国民を含む中国人約4万人を強制連行し、強制労働に就かせるなど迫害。約7000人が死亡した。うち、旧三菱鉱業やその関連企業が、日本各地の作業所12カ所で、強制労働させた中国人は3765人で、うち711人が死亡した。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年4月23日

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