李克強総理とオーストラリアのアボット首相は9日午後、中豪首相定期会談を海南省三亜市で行った。
李総理は「数日前にわれわれはマレーシア航空機が消息不明となっている件について電話会談し、捜索強化の必要性で一致した。オーストラリア側は捜索に多大な努力を払い、中国側の捜索参加に協力し、便宜を図った。中国側はこれを高く称賛する。今回の不明機捜索の国際協力によって、地域の国々には連携して試練に対処する能力が完全にあることが示された」と表明した。
アボット首相は捜索活動の最新の進展を紹介し、地域の国々の真摯な協力の十分な現れとの認識を示した。また、捜索過程における中国側の重要な役割を称賛し、引き続き先頭に立って各国を調整し、捜索に全力を挙げる考えを表明した。
李総理は「中豪自由貿易協定の早期締結は双方の重要な共通認識だ。双方が互恵、実務、相互譲歩の精神で交渉を推進し、よりバランスの取れた、高水準の協定締結を目指すことを希望する。オーストラリア側が引き続き中国企業によるオーストラリアでの投資、経営に公平な環境を提供することを期待する」と強調した。
アボット首相は「オーストラリアは豪中自由貿易協定交渉の加速、両軍交流・協力の強化、両国の戦略的パートナーシップの一層の深化を望んでいる」と表明した。
会談後、両首相は金融、農・畜産業などの協力文書の調印に立ち会った。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月10日