朝鮮の衛星打ち上げ予告、周辺国が注視
外交部(外務省)の秦剛報道官は2日、朝鮮の衛星打ち上げ予告について、懸念を表明するとともに「各国の反応にも留意している。朝鮮は宇宙の平和利用の権利を持つが、この権利は安保理決議などの制限を受ける。関係国が朝鮮半島の平和と安定にプラスになることを行うことを希望する。各国は冷静に対応し、事態のエスカレートを回避してほしい」と表明した。
韓国の金星煥外交通商相は2日、朝鮮の衛星打ち上げに関する対策会議を召集。外交通商省幹部が3日に中国、米国、ロシア、日本の駐韓大使と話し合う方針を決めた。また、林聖男・朝鮮半島平和交渉本部長が4日訪米し、米側と対応を話し合う。
共同通信によると、朝鮮の打ち上げるロケットやその破片が日本領内に落下した場合に備え、自衛隊は2日から沖縄と首都圏に「PAC-3」の配備を開始するとともに、イージス艦配備の準備も進めている。防衛省は7日に安全保障会議を召集し、ロケットの破片が日本に落下した場合の「破壊措置命令」について協議した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年12月3日