李克強総理：中国・中東欧貿易の規模を5年以内に倍増 (2)

（２）大型インフラ建設で協力する。中国側の比較的成熟し、整った装備製造業と中東欧諸国のインフラ整備需要を結びつけ、高速鉄道、普通鉄道、原発その他電力、道路、港湾、通信分野の協力を強化し、たゆまず実務協力の規模を拡大し、水準を高めるようにする。特定借款の推進的役割を発揮し、中国・中東欧諸国協力「100億ドル特定借款」と「中国・中東欧投資協力基金」を活用する。各国の金融機関が支店を相互設立し、通貨スワップと自国通貨決済協定を拡大・締結する。

（３）企業の相互投資を積極的に拡大する。産業投資枠組み協定の締結、中国・中東欧諸国中小企業交流協力プラットフォームの設立を検討し、中小企業投資促進政策シンポジウムを開催する。政府は環境を整え、企業は開拓・革新し、シンクタンク、業界団体、メディアは各々独自の機能を発揮し、中国・中東欧協力がより速く、より着実に、より先にまで進むよう共に促す必要がある。

　李総理は「中国の発展は世界各国との協力と切り離せず、世界の繁栄と安定も発展・進歩する中国を必要としている。今年、世界経済が回復力に乏しく、経済の下押し圧力が一度は強まる中、われわれは冷静で動揺しない力を保ち、引き続き安定の中で進展を図り、経済運営を合理的な範囲内に保ちつつ、政府機関の簡素化と権限の地方などへの委譲を加速し、市場の活力と企業の創造力の喚起に力を入れ、民間投資の役割をより良く発揮して、中国経済を安定しつつ好転させてきた。年間の経済・社会発展の主要目標を達成し、来年の経済発展のために良好な基礎を固める自信が完全にある」と指摘した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年11月27日