夏の日本ツアー、最高20%の値下げ=中国
引き続き円安傾向の影響で、今年の夏休みシーズンは多くの旅行社が日本ツアーの価格を引き下げるという現象が起きている。その値下げ幅は10-20%で、一部ツアーでは前年同期比で1300元(約21099円)も安くなっている。「南方日報」が伝えた。
この理由について、南湖国旅海外ツアーセンターの責任者、黄宇綱氏は「大幅な円安によりチケット代、現地のホテル代などを含む旅行資源にかかわるすべてのコストが下がった上に、買い物や飲食などの必要経費も円安の影響ですべて減少している」と説明する。
夏休み期間に催行される日本ツアーの中で、価格の値下げが比較的大きいのは主に家族ツアーだ。旅行会社・南湖国旅が売り出している「東京4大遊園地・富士山2フライト5日間」団体ツアー1人分の最低価格が約5399元(約8万7625円)で、前年同期比1200元(約1万9476円)の値下げとなっているほか、「日本周遊-本州・北海道温泉美食4フライト7日間の旅」団体ツアー1人分の最低価格が約7499元(約12万1708円)で前年同期比1300元の値下げとなっている。
特筆すべきは、毎年6-8月は日本のサマーシーズンのセール期間であることだ。日本の観光庁によると、円相場は前年同期より25%も下がっているという。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年7月2日