ソチ五輪は7日(日本時間8日未明)の開幕に先立ち、フィギュアスケートの新種目・団体やフリースタイルスキー女子モーグル予選、新種目のスノーボード・スロープスタイル男女予選などの競技が6日に始まった。うち、フィギュアスケートの団体には、中国から閻涵・選手が男子ショートプログラム(SP)に、彭程、張昊組がペアSPに出場した。また、フリースタイルスキー女子モーグルには寧琴・選手が出場した。新華網が報じた。
寧選手は、スリー・シックスティーやバック・フリップツーグラブなどのトリックを決めた。後者の難易度は同日最高の1.47だった。寧選手は最終的に21位に終わったものの、中国チームやコーチらは、8日の予選で上位10位に入り、決勝に駒を進められると、自信を深めている。
寧選手を指導するカナダ人コーチは、「寧のスピンは米国やカナダの選手に及ばないが、グラブの技術は抜群。これが寧の得意分野で、この技術を十分に生かしたい」と意気込みを語った。
同予選では、2010年バンクーバー五輪の金メダリスト・ハンナ・カーニー選手(米国)が23.05点を記録し、1位で決勝進出を決めた。
フィギュアスケート団体戦の男子SPでは、日本チームを代表して出場した羽生結弦選手が、97.98点の好記録でトップに立った。一方、フィギュアスケート界の「皇帝」と呼ばれ、過去の五輪3大会で金メダルを1度、銀メダルを2度獲得しているロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手も見事な演技を見せ、91.39点のハイスコア。詰めかけた地元ファンはスタンディングオベーションでたたえた。
中国の閻選手は、85.52点で4位だった。また、ペアを組んで2年足らずの彭程、張昊組は71.01点で3位だった。1位は83.79点のボロソジャル、トランコフ組(ロシア)で中国とは12.78点差だった。
一方、スノーボード・スロープスタイル男女予選に、中国の選手は出場していない。
同日、ソチ冬季五輪の聖火リレーも、ソチ市内で行われ、国連の潘基文事務総長や国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長などが聖火をつないだ。
聖火リレーは昨年10月にモスクワをスタートし、121日間のリレーを経て5日にソチに到着。7日夜にフィシュト五輪スタジアムで行われる開会式で聖火台に点火される。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年2月7日