21日に封切られた中国の人気アニメ「熊出没」の3D劇場版「Boonie Bears: To the Rescue!(原題:熊出没之奪宝熊兵)」。制作会社「楽視影業」の張昭・最高経営責任者(CEO)は、最近開催された記者会見で興行収入について聞かれ、「人気アニメ『喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)』の2012年劇場版『喜羊羊与灰太狼之開心闖龍年(Mission Incredible : Adventures On The Dragon's Trail)』の1億6700万元(約28億円)を抜いて、中国のアニメ史上初の2億元(約34億円)を狙いたい」と語った。25日の時点で、同作品の興行収入は既に1億7千万元(約29億円)を記録。中国国産アニメとしては過去最高の興行成績となった。東南快報が報じた。
同作品の上映初日の興行収入も、約3200万元(約5億4400万円)と、中国国産アニメとしては過去最高を記録。上映3日間で、1億元(約17億円)を楽々と超えた。大人気の理由の1つに、対象年齢の設定が喜羊羊よりも幅広いことがある。2005年に登場した「喜羊羊与灰太狼」のターゲットは幼い子供で、主人公の喜羊羊が灰太狼を懲らしめるという、相変わらずのストーリーにもう飽きたという子供たちも多い。また、「熊出没」はストーリーも変化に富み、技術の面でもFLASHアニメーションではなく、コンピュータグラフィックス (CG)技術を採用している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月27日