ハリウッド大作で中国人が世界を救うシーンが増加 (3)
「バイオハザードV リトリビューション」、才色兼備の中国人科学者
ハリウッド大作の中で、中国人が世界を救う方法はさまざま。巨大兵器を操って怪物と闘ったり、マシンガンを手に敵と闘ったりする以外に、ゾンビの世界にも中国人の姿が加わっている。2012年のホラーアクション映画「バイオハザードV リトリビューション」(ポール・W・S・アンダーソン監督)には、中国の人気俳優李氷氷(リー・ビンビン)演じる一流科学者エイダ・ウォンの役が加わり、寒空の下、スリットから太ももが見え隠れするチャイナドレスを着て死んだはずのウェスカーと闘う。ユーモアで聡明、かつ強いこの姿は、中国の女性のイメージを大きく向上させている。
変化するハリウッド映画中の中国のイメージ
このように、中国の映画市場で興業収入がウナギ登りになっているのを背景に、金の成る木を逃すまいと、ハリウッドは主流作品の中で、中国を美しく、ポジティブに描くようになっている。「パシフィック・リム」では、「クリムゾン・タイフーン」が香港を舞台に最後の戦いを繰り広げた。また、原作では最大の敵が中国人だった「アイアンマン3」は、敵が外国人に変えられている。
実際には、多くの映画の中で「中国製」や「中国の技術」が重要な役割を担うようになっている。例えば、映画「2012」では、中国製の「ノアの箱舟」が世界の最後の避難場所となり、「ゼロ・グラビティ」では、中国の宇宙ステーション「天宮一号」が米国の宇宙飛行士の「エデンの園」となっている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2013年11月26日