カンヌ審査員チャン・ツィイー、艶やかな姿で登場

　カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門が16日午後に開幕した。審査員の章子怡（チャン・ツィイー）は15日にレッドカーペットを歩いた後、再び艶やかな姿でメディアの前に登場した。クラシックで品のある透かし模様の入った緑のワンピースを身に付けた章子怡が現れると、記者席から一斉にカメラのシャッター音が鳴り響いた。章子怡は2006年にカンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員を、2009年にはシネフォンデーション部門・短編部門の審査員を務めた。今年の「ある視点」部門の審査員を務めたことで、審査員としてカンヌ国際映画祭主要3部門の「グランドスラム」を手にしたことになる。　「新華網」が伝えた。

　章子怡は15日に「ある視点」部門に出品された作品リストを中国版ツイッター「微博（ミニブログ）」上で公開した。16日から10日間にわたり、ほかの審査員4人とともにこの出品作品18本の映画を見ていくことになる。今年の審査員長は、デンマークの監督トマス・ヴィンターベアが務め、章子怡のほかにフランス人女優のリュディヴィーヌ・サニエ、ブラジルの映画祭ディレクターIlda　Santiago（リオ･デ･ジャネイロ国際映画祭ディレクター）、スペインのプロデューサーEnrique　Gonzalez　Macho（スペイン映画アカデミー会長）が審査員を務める。章子怡はほかの審査員4人とともに「ある視点」部門大賞を選んでいくことになる。

　レッドカーペットの後、章子怡は「ある視点」部門のオープニング上映作品「The　Bling　Ring」を鑑賞した。同作品のメガホンを取った米国人のソフィア・コッポラ監督の父親は、「ゴッドファーザー」を撮った世界的な著名監督フランシス・フォード・コッポラだ。

　「審査員って毎日映画を見ることができるんだ。うらやましすぎる！」と微博に書き込むファンたちに対し、章子怡は「確かに、審査員を務めるのにまったく重圧はないし、映画を見ることは一種の楽しみ。日々の繁雑な仕事を休めるめったにないチャンスなので、審査員の仕事に専念して全世界から選ばれた最も優秀な映画作品を評価するつもり」と返信していた。（編集MZ）

　「人民網日本語版」2013年5月17日