中国映画祭、来月から仏で開催 11作品上映
中国映画の新作11本をフランスの6都市・海外県で上映する第3回「フランス中国映画祭」が来月13日に開幕する。開幕式には、中国の人気女優・趙薇(ヴィッキー・チャオ)とフランスの著名俳優ヴァンサン・ペレーズが特別ゲストとして招かれるという。映画祭組織委員会が18日、パリの中国文化センターで発表した。「中新網」が伝えた。
映画祭の殷福・実行委員長(パリ中国文化センター主任)、映画祭の技術顧問、ユニフランス代表が18日夜、記者会見を共同主宰。殷福氏は、第3回フランス中国映画祭は来月13日にパリのシャンゼリゼ通りにあるゴーモン映画館で開幕すると発表した。新世代の張揚(ジャン・ヤン)監督の「飛越老人院」がオープニングに選ばれるほか、映画祭の特別ゲストとして趙薇と、同映画祭で主演作2本が上映される女優・顔丙燕(イエン・ビンイエン)が招かれ、多くの中国フランス映画人と共に開幕式に出席する。また、中国国家広播電影電視総局の張玲副局長も映画団を引き連れて出席する。
映画祭は5月13日から6月19日まで開催され、フランス語の字幕をつけた中国語秀作映画11本がパリ、カンヌ、リヨン、ストラスブール、ピアリッツのフランス6都市と海外県のレユニオン島で上映されるという。映画祭の特別ゲストに招かれた趙薇は自身の監督処女作「致我們終将逝去的青春」をフランスで初めて上映する。中国とフランスの業界人は16日、フランスのカンヌで座談会を開き、両国の映画人に交流や商談を行う場を提供する。座談会の議長はフランス国立映画センターの代表エリック・ル・ロワ氏が務める。
映画祭の技術顧問は記者会見で上映リストを発表した。今回選出された11本は商業大作映画からインディペンデント映画、ラブコメディー映画、ミュージカル映画、アクション映画、伝記映画まであらゆるジャンルの映画にわたる。「画皮2」や「泰◆」(Lost in Thailand)、「1942」など中国大陸部で近年大ヒットした映画から、「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」(原題:龍門飛甲)や「恋の紫煙2」(原題:春嬌与志明)など金像奨で賞を獲得した香港映画まで、いずれもフランスで配給されていないものばかり。陳凱歌(チェン・カイコー)監督の新作「捜索」や「蕭紅」、「万箭穿心」、「消失的子弾」など、ほかの出品作品も個性作ぞろい。フランスの観衆はこの機会に中国の多元的な現代映画を見て、中国社会の変化と豊かな人間としての厚みを感じることだろう。
フランス中国映画祭は、中国の映画芸術を広く伝え、中国・フランス映画の交流と協力を深めることにより、両国の映画界の繁栄を促進することが目的。2011年から年に1回開かれており、過去には姜文(ジャン・ウェン)、鞏俐(コン・リー)、ジャン・レノ、アラン・ドロンなどが中国・フランス映画の交流イベントに特別ゲストとして参加した。(編集MZ)
*◆は国がまえで上に「八」、下に「口」の下線なし
「人民網日本語版」2013年4月22日