中国2024年の緑化面積667万ヘクタール超 「緑の資産」が増加中
最新のデータによると、中国は過去1年間に1億ムー(約667万ヘクタール)の国土緑化を達成し、現在では森林率が25%を超え、森林蓄積は200億立方メートルを超え、人工林の面積は世界1位で、全世界で最も森林資源が増加した国となっている。
河北省承徳市にある塞罕壩国家級自然保護区の「荒野を森林に変える」という緑化の奇跡から、タクラマカン砂漠まで続く「グリーンのマフラー」に至り、中国初の重要生態プロジェクトである「三北」(西北、華北、東北)防護林プロジェクトの3つのシンボル事業が実質的な進展を遂げたことから、「インターネット+全国民の義務植樹」拠点が累計2600ヶ所あまり建設されたことなどに至るまで、中国は山・河川・森林・農地・湖・草原・砂漠の一体化保護と体系的ガバナンスを統一的に計画・推進し、国土緑化事業は絶えず新たなステージに進んで新たな成果を上げ、質の高い発展における優位性をもたらし、持続的な原動力を蓄積している。
2024年には、中国の森林・草原産業の総生産高が10兆1700億元(1元は約20.0円)に達した。森林食品の生産量は2億トンを超え、穀物、野菜に続く3番目に重要な農産物になった。全国の経済林栽培面積は4666万7000ヘクタールで、年間生産高は2兆元を超えた。林下経済として利用されている林地面積は4000万ヘクタールで、年間生産高は約1兆元だった。
試算によると、中国は現在、森林・草原の炭素吸収量が二酸化炭素(CO2)換算で12億トンを超えて世界1位になり、カーボンニュートラルの目標実現の「バラスト」として、地球規模の気候変動を緩和する上でかけがえのない役割を果たしている。
24年には、中国の都市部・農村部における緑化・美化水準が向上し続けた。「ポケットパーク」6200ヶ所余りが着工し、都市緑道7300キロメートル以上が建設され、「窓を開ければ緑、道を歩けば日陰、外に出れば公園」という都市住民の期待に応えた。水辺、道路沿い、村周辺、住宅周辺などのエリアでの緑化を進めたことで、農村の生活環境が絶えず改善され、美しい田園風景への憧れが広がっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年4月7日
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