【イラストで読み解く】巨額の資金をつぎ込む米国の選挙制度

イラスト作成・馬宏亮（イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止）

米大統領選の投票が先般終了した。米国では、大統領になるには巨額の資金が必要だ。米国の政治献金データベース「オープンシークレット」の推計によれば、2024年の米大統領選の総支出額は少なくとも159億ドル（1ドルは約153.8円）を超えた。

「オープンシークレット」のデータによると、9月30日時点でハリス氏は9億600万ドル以上を集めた。一方、トランプ氏の集めた資金総額は約9億4千万ドルだ。大統領候補の背後には、無数の「資金提供者」の強力な支援がある。「フォーブス」誌の統計によると、ハリス氏は約80人の億万長者のサポートを獲得し、トランプ氏は約50人の億万長者の助けを得た。

「資金提供者たち」が「資金力」を使って自らの有望視する候補者を大統領の座に押し上げると、彼らの権利・利益は政治家によって間違いなく守られることになる。一見民主的な大統領選挙は、金権政治のゲームに過ぎないのだ。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年11月12日