月探査機「嫦娥6号」の月サンプル、世界初展示

人民網日本語版 2024年10月21日14:14

国家航天局によると、第75回国際宇宙会議(IAC)が今月14−18日、イタリアのミラノで開かれた。中国の月探査プロジェクト「嫦娥6号」ミッションの重要成果が、会場全体の注目を集める焦点になった。嫦娥6号が月の裏側から持ち帰った土壌サンプルが世界で展示されたのは初めてで、多くの国の宇宙機関及び国際機関の責任者と代表者が出席した。この貴重なサンプルは中国の宇宙分野の科学技術の進歩を示しているだけでなく、世界の宇宙科学者に新たな研究の見通しも提供している。光明日報が伝えた。

「嫦娥5号月サンプル第2弾国際申請が間もなく始まる。全世界の科学者による合同の科学研究を歓迎する」。国家航天局の李国平チーフエンジニアは、中国の将来の月・深宇宙探査ミッション計画について説明し、国際月科学研究ステーションの協力に広く参加するよう呼びかけた。李氏は、「当局は平等互恵、包摂・開放、協力・ウィンウィンの原則を終始堅持し、開放の扉を開き、宇宙探査の持続可能な発展、宇宙空間における人類運命共同体の構築を推進し、中国の知恵と力を貢献する」と述べた。月探査・宇宙プロジェクトセンターの関鋒センター長は大会で、嫦娥6号ミッションの過程及び月裏側サンプルの研究の最新進展について説明し、「嫦娥6号月サンプルの科学研究を全面的に実施する。早期かつ迅速に成果を上げ、人類の月への認識を広げることを目指す」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年10月21日

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