国際月科学研究ステーションの基本モデル、2035年前後に完成へ
人民網日本語版 2024年09月29日09:16
国家航天局が25日に明らかにしたところによると、中国の月探査機「嫦娥6号」ミッションに続き、中国の月探査はさらに2回の打ち上げミッションを通じ国際月科学研究ステーションの基礎を固める。それは、2026年前後に月探査機「嫦娥7号」を打ち上げ、月の極地環境と資源調査を実施することだ。28年前後に月探査機「嫦娥8号」を打ち上げ、月資源の現場利用技術の検証を実施する。35年前後に、中国は国際月科学研究ステーションの基本モデルを構築し、月の南極エリアを中心に、100km範囲の科学研究・作業能力を備えるようになる見込みだ。中国は地球・月一体化情報ネットワークを通じ、無人月探査、有人月面着陸、国際協力など複数のミッション間の相互接続・相互操作を実現し、機能と要素がほぼ整った総合的月科学研究プラットフォームを形成する。光明日報が伝えた。
また中国は、太陽系の起源と進化、小天体及び太陽活動の地球への影響、地球外生命の情報探査などの重要な科学問題をめぐり、計画に基づき小惑星探査、火星サンプルリターン、木星系探査などの深宇宙探査ミッションを実施する。
国家航天局の卞志剛副局長は、「嫦娥5号と6号が持ち帰った月の土壌や今後の小惑星や火星から持ち帰られるサンプルも、中国と全世界の科学者による共同研究を企画する。宇宙分野の国際協力のレベルが上がり、手段がより多様化するにつれ、より多くの国と国際機関が国際月科学研究ステーションの建設活動に参加し、共に宇宙への認識を深め、人類文明の発展を推進する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年9月29日
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