日本の青少年が山西省を訪問 歴史と現代の融合の美を体験
山西省で1日目の旅を終えた埼玉大学教養学院に通う渡辺未来さんは、「今回山西に来て、緑がとても美しいと感じた。もっと驚いたのは、高層ビルが日本よりも多いことで、迫力がすごい」と初日の感想を語った。中国新聞網が報じた。
訪問した山西大学で中国で流行しているゴム跳びを体験する日本の青少年交流団のメンバー(撮影・南嘉豪)。
「多彩山西」中日青少年交流活動が20日、山西省太原市でスタート。埼玉県と兵庫県姫路市から来た青少年22人が1週間の予定で、晋国の始祖である唐叔虞を祀る中国最古の皇室の庭園・晋祠を見学したり、世界文化遺産に登録されている平遥古城で晋商文化を体験したり、山西省孝義市で水素エネルギー技術の発展の現状を見学したりする予定となっている。
日本の青少年は20日、山西大学の日本語学科の教員や学生と対面交流したほか、山西大学の校史館を見学したり、中国伝統武術を体験したり、それぞれのキャンパスライフについて語り合ったりした。
晋祠を見学する日本青少年交流団と太原外国語学校の学生(撮影・南嘉豪)。
晋祠は、中国で現存する最古の祠廟庭園建築群で、晋国の始祖である唐叔虞と母親の邑姜を祀るため建てられた。300年以上の歴史を誇る建物98棟、塑像110体、碑刻300枚、鋳造された芸術品37点が保存されている。
日本薬科大学・薬学科の山路誠一教授は取材に対して、「多くの外国人は晋祠のような文化遺産についてあまり知らず、とても残念。晋祠のような文化遺産について理解を深めることができて、とても光栄だ。晋祠のような貴重な文化遺産が、一人でも多くの日本人に紹介されることを願っている」とした。
山西省人民対外友好協会の職員・石甜甜さんは、「今回の活動では、日本の青少年にリアルで生き生きとした山西省を見てもらうことができ、山西の歴史や文化、発展の現状などについて理解を深めてもらう良い機会だ。今回の活動を通して、中日の青少年の心に両国の友好の種が撒かれ、両国関係の素晴らしい明日が切り開かれることを願っている」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年8月21日
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