日本の若者たちが広西を訪問し、中日友好交流深める

人民網日本語版 2024年07月30日15:51

広西壮(チワン)族自治区を訪問中の「日本青少年中国広西壮族自治区友好交流団」のメンバーである熊本県の学生・島美織さんは26日、同自治区南寧市で開かれたクロージングセレモニーで、交流団を代表して「私は日本から出たのは今回が始めて。初の海外旅行で、中国の広西に来ることができて、とてもうれしい。広西の方はとても親切で、広西の自然の景色も美しかった。短かったものの、ここ数日、とても素敵な時間を過ごすことができた。日中友好がずっと続くことを願っている」と語った。中国新聞網が報じた。

広西民族博物館を見学する日本の若者たち(7月26日撮影・王以照)。

広西民族博物館を見学する日本の若者たち(7月26日撮影・王以照)。

広西壮族自治区人民対外友好協会が主導して招待した「日本青少年中国広西壮族自治区友好交流団」の一行約50人は7月21日に同自治区に到着。その後、交流団のメンバーは、同自治区を流れる美しい川・漓江や柳江、天下一美しいと言われる桂林の自然の景色や独特のカルスト地形を観光したほか、桂林ビーフンや柳州タニシ麺といったご当地グルメを味わった。さらにゴム動力飛行機やマーブリングで作る団扇の「漆扇」作り体験、糍粑(米粉で作った餅)や餃子作りを体験した。さらに、和歌山県のアドベンチャーワールドで生まれ、中国に返還されたパンダ「明浜(メイヒン)」を観覧して、現地の人々と交流し、親睦を深めた。

柳州でパンダをバックに記念写真を撮る日本の若者たち(7月25日撮影・林馨)。

柳州でパンダをバックに記念写真を撮る日本の若者たち(7月25日撮影・林馨)。

同自治区は日本の6都市と友好都市提携をしている。その中で、桂林市と熊本県熊本市は1979年10月1日に友好都市提携をしており、同自治区で海外の都市と友好都市提携をした初めての都市となった。その後、1982年5月20日には、同自治区と熊本県が友好交流協定を締結した。

中国武術を体験する日本の若者(7月22日撮影・蒋豊慧)。

中国武術を体験する日本の若者(7月22日撮影・蒋豊慧)。

広西壮族自治区外事弁公室の韋瑜副主任は、「当自治区と熊本県が友好交流協定を締結してから40年以上の間、両地は各分野で多種多彩な交流活動を展開してきた。新型コロナのパンデミック以降、当自治区が招いた日本の若者たちが訪問するのは今回の交流活動が初めてとなる。当自治区と日本の友好都市の青少年の間の相互理解と親睦がさらに深まるだろう」と語った。

熊本県観光国際政策課の高田若奈参事は、「今回の活動に参加した日本の若者たちの多くは初めて中国を訪問した。彼らがリアルな中国を体感し、中国を愛する種が心に撒かれると確信している。当県は今後、広西と共に、さらに様々な形で、斬新な交流活動を展開し、日中両国の若い世代が友好的な感情を築けるようしていく計画」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年7月30日

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