2024年グローバル貿易投資促進サミットが北京で開催 中国経済の発展に期待
写真提供・中国青年報
2024年グローバル貿易投資促進サミットが13日に北京で開催され、国際機関と商工業界からの参加者はそろって中国経済の今後の発展への期待感を示した。
今年第1四半期(1-3月)の経済データが発表された後、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの国際機関が今年の中国経済の成長率予測を上方修正した。新開発銀行(BRICS銀行)のジルマ・ルセフ総裁(ブラジル元大統領)は、「目下、中国の開放型世界経済に対する約束は明確であり、世界2位のエコノミーとして、中国経済の動きは世界経済に今すぐ必要な安定性をもたらしている」との見方を示した。
このたびの商工業界からの参加者も同じように、中国経済の発展に対する信頼感を改めて示した。タイのCPグループの謝毅シニア副会長は取材に対して、「当社は中国に進出して40年以上になり、これまでずっと中国の投資環境を高く評価し中国の今後の経済発展を大きく期待してきた。当社はこれまでずっと揺るぎなく中国での投資を行い、中国を高く評価している。これからも持続的に農村の全面的振興に注目し、特に産業振興を巡る投資の機会に注目していく」と述べた。
中国国際貿易促進委員会の任鴻斌会長は過去1年間の対外活動の経験を共有する中で、「昨年から現在まで、私自身は世界トップ500社の最高経営責任者(CEO)120人余りに接し、たくさんの交流や話し合いの中で、誰もが中国を非常に信頼していることがわかった。最新のデータを見ると、中国に駐在する外資系企業の90%以上が、中国のビジネス環境に対し、とりわけ新たに登場した政策環境に対し満足だとしており、この数字からも中国のビジネス環境が全体として改善されていることがよくわかる」と述べた。
同委員会はサミットで商工業界の参加者を代表して「2024年グローバル貿易投資促進サミット北京イニシアティブ」を発表した。「イニシアティブ」は、世界経済の回復を加速させ、産業チェーン・サプライチェーンの安定性と円滑性を維持し、人工知能(AI)の変革の力を着実に受け入れ、グリーン・低炭素の発展の原動力を活性化し、互恵・ウィンウィンの商工業界パートナーシップを構築するなどの内容を打ち出した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年5月14日
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