外資系企業の7割強「今後5年間の中国市場を楽観視」

人民網日本語版 2024年04月29日14:56

中国国際貿易促進委員会が28日に発表したデータによると、2024年第1四半期(1-3月)には、調査に回答した外資系企業の7割以上が「今後5年間の中国市場の見通しを楽観視している」との見方を示し、割合は前期比3.8ポイント(p)上昇した。また「中国市場の魅力が上昇している」との見方を示した企業は、前期比2.9p上昇して半数を超えた。

この調査は同委が外資系企業600社以上を対象に、ビジネス環境について報告をまとめた。それによると、回答した企業の中国ビジネス環境に対する総合的満足度の評価が上がり、すべての指標で「満足」以上の評価の割合は前期を上回った。

報告によると、回答した企業は中国市場に高い信頼を寄せ、半数以上が「今後5年間に対中投資の利益率は上昇する見込み」と答えた。うち欧州企業ではこの割合が6割に迫り、他の地域よりを上回った。年内に中国で追加投資を行う計画のある外資系企業の割合は前期比2.1p上昇した。

同委の趙萍報道官は同日に行われた記者会見の中で、「調査研究データから、外資の誘致における中国市場の総合的な優位性が引き続き突出しており、これに第1四半期以降の経済安定、開放促進、外資誘致に向けた一連の政策の効果が持続的に現れていることが加わって、中国の良好な投資環境と高水準の対外開放が外資系企業の対中投資に対する信頼感を増強したことがわかる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年4月29日

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