生物模倣型潜水機、南中国海のサンゴ礁の成長状況をモニタリング

人民網日本語版 2024年04月16日13:48

西北工業大学航海学院自律型無人潜水機(AUV)チームが開発・製造したラインナップ化オニイトマキエイ型柔軟潜水機がこのほど、潜水機による初の南中国海サンゴ礁成長状況のモニタリングを実現した。科技日報が伝えた。

同チームは2016年よりオニイトマキエイ型潜水機の研究を開始した。流体力学に基づく外形の最適化設計、胸鰭羽ばたき流体-構造連成シミュレーション計算、運動中の滑りと羽ばたきの一体化推進設計、高類似性マルチモーダル運動の滑らかな切り替え制御など複数の重要技術のブレイクスルーを実現した。

チームは南中国海の島嶼・岩礁のサンゴの成長と島嶼及び岩礁の岩盤沈下のシーンに向け、30kgと720kgの2種のオニイトマキエイ型柔軟潜水機を新しく開発した。これにより、柔軟型小スケールから機能型大スケールの生物模倣型スマート潜水機ラインナップを構築した。

オニイトマキエイ型潜水機は現在すでに長距離滑翔及び現位置駐留隠蔽探査、高い生体親和性と低干渉のサンゴ礁生態モニタリング、広域または固定深度もしくは駐留水文精密採取、水族館希少動物代替保護など複数の任務を実施している。200回以上の作業を行い、中国の生物模倣型水中装備の実用化に向けた技術応用のブレイクスルーを実現した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月16日

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