世界最長の海底高速鉄道トンネルのシールドマシンがラインオフ

人民網日本語版 2024年02月28日13:12

超大直径シールドマシン「甬舟号」が26日、湖南省長沙市でラインオフした。世界最長の海底高速鉄道トンネルである寧波―舟山鉄道金塘海底トンネルプロジェクトの建設に使用される同シールドマシンはまもなく発送される。この掘進環境が極めて複雑なトンネルプロジェクトは、世界で初めて超大直径シールドマシンの海底連結・分解を実現する。科技日報が伝えた。

金塘海底トンネルは西の浙江省寧波市から始まり、東の浙江省舟山市に至る。全長は16.18kmで、うちシールドマシン区間は11.2km、最大埋設深さは78m。設計によると、トンネルは10万トン級の金塘メイン航路を横断する必要があり、2台のシールドマシンを寧波と舟山から向き合うように掘進させ、海底で超大直径シールドマシンの連結・分解を実現する。連結の誤差は20mm以下。

「甬舟号」は中鉄十四局集団が鉄建重工集団と共同で開発したもので、全長は135m、総重量は4350トン、カッタービットの掘削直径は14.57mで、308本の特製のカッターを取り付けている。

シールドマシンは、制御精度が現在最高で技術が最先端のガイドシステムを掘進の「目」として応用され、事前地質予報や事前グラウト補強などの専用設備を配備し、掘進方向前方の劣悪な地質に対する事前探査・事前補強を行うことで、シールドマシンの海中接続の精度と安全性を保証する。シールドマシンは2層外殻を採用することにより、プロジェクト完了後の解体に役立つ。内部からシールドの解体を実現する上、外殻はさらに地層を支える役割を担うことにより、海中の高圧や狭い空間での分解という問題にも対応できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年2月27日

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