習近平国家主席がラブロフ露外相と会見

習近平国家主席は9日、ロシアのラブロフ外相と北京の人民大会堂で会見した。新華社が伝えた。

習主席は「今年は中露国交樹立75周年にあたる。中露は大国、隣国が親しく付き合い、協力・ウィンウィンを図る全く新たな道を手を携えて歩み出し、両国及び両国民に幸福をもたらし、国際公平・正義にも知恵と力で貢献してきた。私とプーチン大統領は、緊密な交流を継続し、中露関係が常に順調に安定して前向きに発展するよう確実に保証することで一致した。双方は国交樹立75周年記念と中露文化年の開催を契機に、私とプーチン大統領との一連の重要な共通認識を全面的に実行に移す必要がある」と指摘。

「中国はロシアの人々が自国の国情に合った発展の道を歩むことを支持し、ロシアがテロリズムに打撃を与え、社会の安全と安定を維持することを支持する。中国は常に中露関係の発展を非常に重視しており、ロシアと二国間の意思疎通を緊密化し、BRICSや上海協力機構 (SCO)など多国間の戦略的協力を強化し、平等・開放・透明・包摂の精神で『グローバル・サウス』諸国を団結させ、グローバル・ガバナンス体制の変革を促進し、人類運命共同体の構築を力強くリードすることを望んでいる」と強調した。

ラブロフ外相は「ロシアは中国と両国首脳間の重要な共通認識を真剣に実行に移し、二国間及び多国間の協力を強化し、他の『グローバル・サウス』諸国と共に、団結と協力を強化し、より公平で公正な国際秩序の形成を促進するために貢献することを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年4月10日