習近平国家主席が米経済界や戦略学術界代表らと会見

人民網日本語版 2024年03月28日11:43

習近平国家主席は27日、米国の経済界や戦略学術界の代表と北京の人民大会堂で会見した。新華社が伝えた。

習主席は「中米関係は世界で最も重要な二国間関係の1つだ。中米が協力するか、それとも対立するかは両国民の幸福及び人類の未来と運命に関係する。各々の成功は互いのチャンスだ。双方が共に相手国をパートナーと見なし、尊重し合い、平和的に共存し、協力・ウィンウィンを図りさえすれば、中米関係は良くなっていく。今年は中米国交樹立45周年にあたる。両国各界が多く往来し、交流し、不断に共通認識を積み重ね、信頼を増進し、様々な妨害を排除し、互恵協力を深め、両国民により多くの確かな幸福をもたらし、世界により多くの安定性をもたらすことを希望する」と表明。

「中国経済は健全かつ持続可能だ。中国は様々な困難や試練を乗り越えて今日の状態にまで発展した。過去において『中国崩壊論』によって崩壊することはなかったし、現在においても『中国頭打ち論』によって頭打ちになることはない。我々は質の高い発展を促進し続け、中国式現代化を推進し続け、中国国民の暮らしを絶えずより良いものにすると同時に、世界の持続可能な発展にもより大きく貢献していく」とした。

習主席は「我々は現在、改革を全面的に深化する一連の重大な措置を計画・実施しており、市場化・法治化・国際化された一流のビジネス環境を構築し続け、米国企業を含む各国の企業により広大な発展の空間を提供していく。中米間の経済・貿易関係に近年生じた新たな状況や変化を前に、双方は相互尊重、互恵と相互利益、対等な協議を堅持し、経済法則と市場ルールに従って事を処理し、互恵的な経済・貿易協力を拡大・深化し、互いの発展の権利を尊重し、中米のウィンウィンと世界のウィンウィンを追求する必要がある。『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設に参加し、中国国際輸入博覧会など大型の経済・貿易行事に参加する米国企業が増えることを歓迎する」と表明。

「ここ数ヶ月の間、双方のチームは私とバイデン大統領との共通認識をめぐり、政治・外交、経済・貿易・財政・金融、法執行・麻薬対策、気候変動、人的・文化的交流など各分野で意思疎通を継続し、進展を得てきた。現在の情勢の下、中米間の共通利益は減少するのではなく、増加している。経済・貿易や農業など旧来の分野であれ、気候変動や人工知能(AI)など新興分野であれ、中米は相手国の発展を妨げるのではなく助ける力となるべきだ。米側は中国側と向き合って進み、戦略的に正しい認識を確立し、敏感な問題を適切に処理し、中米関係の悪化に歯止めをかけて安定させる基調を維持し、正しく付き合う道を積極的に探り、中米関係の持続的で安定した健全な前向きの発展を推進するべきだ」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年3月28日

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