野菜の鮮度保持期限を2-4倍延ばす新技術
人民網日本語版 2024年03月15日15:05
北京市農林科学院農産物加工・食品栄養研究所の趙暁燕所長は、「効率的な鮮度保持技術は現在、北京だけでなく全国93の大都市にまで広がっている。同技術は野菜の鮮度保持期限を従来の2-4倍延ばすことができる」と述べた。科技日報が伝えた。
趙氏は、「当チームは野菜産地における効率的な予冷技術、包装技術、光による鮮度保持技術など複数種類の先進技術を集積し、源流から野菜の鮮度を保証している。これらの技術の応用は野菜の鮮度保持期限を効果的に延ばせるだけでなく、栄養素が破壊されることなく、畑から消費者の手元までの全プロセスの鮮度保持を真に実現した」と述べた。
そして、「具体的に見ると、野菜産地における効率的な予冷技術は野菜収穫後の温度を急速に下げ、野菜の呼吸作用と代謝速度を効果的に落とすことで、保存期限を延ばす。先進的な包装技術、例えばガス置換包装と生分解性包装材料は野菜の鮮度保持期限をさらに延ばせる上、環境汚染も減らせる。光による鮮度保持技術は特定の波長の光を当てることを通じ、野菜の有害微生物の成長を抑制し、有益物質の合成を促進する。このほか、野菜製品の鮮度保持技術と情報化技術を結びつけることで、新型EC野菜サプライチェーンの品質管理の精度、スマート化水準、保管・輸送の効率を高め、野菜の質を保証した」と続けた。
この技術は現在、野菜主要産地、EC企業、産業化リーディングカンパニー、専門的な流通企業、農民合作社などで広く応用されており、野菜の損耗が減り、保管・輸送の質と流通効率が上がり、業界の技術水準の向上が促進された。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年3月15日
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