帰省中の充電ポールは足りる?移動充電車がサポート
春節が近づいたここ数日、道路による移動が春節前のピークを迎えている。中国南北交通大動脈である京港澳高速道路のサービスエリア(SA)では、充電に訪れる新エネルギー車が普段より10倍増えている。充電ポールは足りるだろうか。中央テレビニュースが伝えた。
京港澳高速道路保定SAは午前7-9時に、新エネ車充電の一日最初のピークを迎えた。
保定SAはマイカー移動の構造的な変化に対し、今年の「春運」(春節<旧正月、2024年は2月10日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の前に12本の大出力充電ポールを新設した。現在は同時に20台の新エネ車の充電が可能だ。正午が近づくとSAに入る車が増え続け、SAのすべての充電ポールがフル稼働するようになった。
すべての充電ポールがフル稼働の場合、移動充電車が急速にその補完となる。移動充電車が速やかに調整できたのはその裏にある「スマートブレーン」があるからだ。京港澳高速道路の京石区間には7つのSAがある。「小さな調整」によってSAの中のすべての充電ポールを調整できる一方で、100km以上離れたスマート調整センターでは、「大きな調整」によって分散している7つのSAを「1本の線」につなぎ、高速道路全体の84本の充電ポールと3台の移動充電車を統一的に管理することができる。
「大きな調整」を通して、サービス保証資源を連動させると、各SAも情報共有を実現することになる。保定SAがピークを迎えると、移動充電車が速やかにスタンバイできるようになると同時に、隣り合う望都SAも早期警戒情報を受信する。
保定SAは春運を保証するため、昨年末までに充電ポールの更新を行い、充電効率を高めた。計算では、1台の充電にほぼ30分から1時間半が必要だ。ピーク時には調整を経て、30分待てばほぼ充電できる。
河北省の高速道路の新エネ車移動は春運期間中に350万台前後に達する見込みで、大きな充電の圧力となる。河北省は充電ポールのほかに、バッテリー交換ステーションを50ヶ所新設した。計65ヶ所となった。現場では新エネ車のバッテリー交換は3分しかかからなかった。取り外されたバッテリーはステーションで充電する。後に来る利用者は循環利用できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年2月6日
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