「入国時ビザ免除時代」に入り、価値が高まり続ける中国のパスポート
中国はこのほど、シンガポール、タイ両国と相次ぎ査証(ビザ)相互免除協定を締結した。中国はビザの一方的免除や相互免除の取り組みを強化し続けている。新華社が伝えた。
ビザ免除協定締結国の持続的拡大に伴い、中国はさらに多くの国々と「入国時ビザ免除時代」に入り、中国国民の海外渡航は一層手軽になり、中国のパスポートの実質的価値も高まり続けている。
現時点で、中国は157ヶ国と各種パスポートのビザ相互免除協定を締結し、44ヶ国とビザ手続きの簡略化に関する協定や取り決めを締結し、タイ、シンガポール、モルディブ、アラブ首長国連邦(UAE)など23ヶ国と全面的なビザ相互免除を実現した。この他、60数ヶ国・地域が中国国民にビザ免除措置適用またはアライバルビザで便宜を図っている。こうした政策は中国と関係国との人的往来の利便性を高め、交流や協力を強化する助けになる。
「入国時ビザ免除時代」のプラスの効果はすでに表れてきている。世界最大の海外旅行市場の1つである中国のビザ免除政策の拡大は、中国人観光客の海外渡航の増加につながっている。世界観光機関(UNWTO)のトップはこのほど、中国のビザ免除政策は世界の観光業の回復に寄与し、中国の観光業の発展は周辺国の観光業の共同発展を牽引することにもなると指摘した。中国とシンガポール、中国とタイのビザ相互免除協定締結を受け、春節(旧正月、2024年は2月10日)連休中の中国人観光客によるシンガポール、マレーシア、タイ旅行の予約数と、これら3ヶ国の観光客による中国旅行の予約数は昨年同期と比べ大幅に増加した。
「入国時ビザ免除時代」の到来によって、中国と世界との双方向の往来も一層スムーズになった。中国人は海外渡航が一層手軽になり、外国人も中国各地を一層手軽に訪れて、中国の歴史や文化、科学技術、発展の成果を知ることができるようになり、相互理解を深め続ける中で、新たな時代の中国と外国の人々による相互理解と親交の素晴らしい物語がさらに多く綴られていくことだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年2月1日
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