中国11月の社会消費財小売総額、前年同期比10.1％増の4.25兆元に

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商務部（省）市場運営・消費促進司（局）の責任者は2023年11月の中国の消費市場の状況について、「11月の消費市場は加速的に上昇する傾向だった」と述べた。同責任者は次の4点を挙げた。

（1）消費市場が持続的に回復した。11月の社会消費財小売総額は前年同期比10.1％増の4兆2500億元（1元は約20.1円）となり、成長率は10月を2.5ポイント（p）上回って、4ヶ月連続で上昇した。1-11月の累計は同7.2％増の42兆7900億元で、成長率は1-10月より0.3p上昇した。11月の都市部の消費財小売総額は同10.0％増の3兆6500億元で、成長率は前月比2.6p上昇した。11月の農村部は前年同期比10.4％増の5975億元で、成長率は前月比1.5p上昇した。

（2）商品売上高の成長率が上昇した。11月の商品小売額は前年同期比8.0％増となり、成長率は前月より1.5p上昇した。アップグレードのための商品消費の伸びが急速で、全国の一定規模以上の企業（年売上高2000万元以上の企業）の通信機器の売上高は同16.8％増となり、成長率は前月より2.2p上昇した。自動車は同14.7％増となり、成長率は前月より3.3p上昇した。金銀ジュエリーは同10.7％増となり、成長率は前月より0.3p上昇した。新エネルギー自動車の売上高が同30％成長し、そのうち新車の占める割合が34.5％に達した。

（3）サービス消費が大きく上昇した。11月には飲食産業の売上高が同25.8％増の5580億元になり、映画の興行収入は同3倍近い16億8000万元に達した。1-11月のサービス小売額は同19.5％増となり、成長率は1-10月に比べて0.5p上昇した。

（4）オンライン消費が急速に増加した。1-11月のネット小売額は同11.0％増の13兆9600億元だった。そのうち実物商品のネット小売額は同8.3％増の11兆7700億元に上り、社会消費財小売総額に占める割合は27.5％に達した。飲食関連の売り上げは同12.0％増、衣類関連の売り上げは同9.2％増、日用品類の売り上げは同7.5％増となった。11月の宅配便業務量は同約32％増の130億件を突破した。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年12月21日