世界一を維持！中国のフルタイム当量の研究開発者数が年間635.4万人

「中国科学技術人材発展報告書（2022）」が15日、北京市で発表された。同報告書によると、中国のフルタイム当量の研究開発者数は2012年の年間324万7000人から22年の年間635万4000人に増加し、世界一を維持している。科技日報が伝えた。

同報告書は同シリーズ報告書の5回目の出版で、科学技術部（省）の企画により隔年で作成し、出版する。

「フルタイム当量の研究開発者数」は科学技術における人的投入の比較に用いられる世界共通の指標で、研究開発者が実際に研究活動に従事した時間から導き出された仕事量のことを指し、単位は「年間◯人」。同報告書は、「中国では近年、科学技術者の規模が持続的に拡大すると同時に、その人材構造の最適化及び多元的で多層的な人材育成を重視し、位置づけが明確で機能が向上し、配置が合理的な、戦略科学者、科学技術リーダー、イノベーションチーム、若手科学技術者、優秀エンジニアが揃った戦略人材の構築を加速させている」としている。

データによると、中国の理学・工学・農学・医学系卒業生は250万人を超えている。科学技術人材資源の備蓄が豊富になっている上、トップレベルの科学技術人材の世界における学術的影響力が持続的に上がっており、世界の学術界の中心で活躍する中国の科学者がますます増えている。世界高被引用科学者数は14年の111人から22年の1169人に増加し、世界2位になっている。より多くの優秀な若手科学技術者が国家重要科学技術任務の主役を務めるようになり、国家重点研究開発計画の参加者のうち45歳以下の科学技術者の割合が80％を超えている。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年12月18日