中国科学技術協会、今年度の重要科学問題を発表

低エネルギー消費の人工知能（AI）をいかに実現するか？世界的な気候変動の中で、作物がいかに土壌環境に適応するか？中国の将来の超高速鉄道交通列車設備にいかに炭素繊維複合材料を応用するか？中国科学技術協会は10月22日、先見性、革新性、先進性を持つ10の先端科学問題、9の工学技術難題、10の産業技術問題を発表した。

安徽省合肥市で行われた第25回中国科学技術協会年次総会メインフォーラムで、AI、新エネルギー、高性能材料、生命科学などの分野の重大問題が注目された。中国科学技術協会が同フォーラムで発表した29の問題・難題にはさらに、「航空機の高層大気における機動飛行をいかに実現するか」「現代陸上生態系がどのように起源したか」「新エネルギー廃棄物のクリーンで高価値な利用のブレイクスルーをいかに実現するか」「ブレイン・マシン・インターフェース技術をいかに臨床医療に応用するか」などが含まれた。

今年の募集活動では89の全国の学会・学会連合、一部の企業科学技術協会が推薦する590の問題・難題が寄せられた。数学・物理・化学基礎科学、地球科学、生態環境、製造技術、情報技術、先進材料、資源エネルギー、農業テクノロジー、ヘルスケア、航空・宇宙技術の10大分野が含まれた。選定の過程ではハイレベル専門家の評価・議論と指導をより一層際立たせ、117人の院士・専門家が二次審査、最終審査などの段階では厳格な評価・議論を行った。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年10月27日