中国の10月における労働市場は活発化、雇用動向は全体的に安定
人民網日本語版 2023年11月17日16:20
中国国務院新聞弁公室が今月15日に開いた10月の国民経済運営状況を説明する記者会見で、国家統計局の劉愛華報道官(国民経済総合統計司司長、チーフエコノミスト)は、記者の質問に答えた際、「現在は構造的な雇用問題が際立っている。今後は雇用優先政策を踏み込んで強化し、雇用促進メカニズムを整備し、重点グループを対象とした雇用が確実に進むよう取り組み、雇用動向が継続的に改善するよう働きかける」との考えを示した。中央テレビ網が報じた。
劉報道官によると、10月の状況を見ると、雇用を安定させる政策が継続的に強化され、特に経済運営状況が改善の一途をたどっている。また、サービス業の発展が加速しているのを背景に、労働市場は活発化し、雇用の動向は全体的に安定している。そして、以下の3つの特徴を確認することができるとした。
1、 中国全土の都市部の調査失業率が安定している。10月、同率は5%で、前月から横ばいだった。前年同期比では0.5ポイント改善した。1-10月期の同率の平均値は5.3%で、前年同期比で0.3ポイント改善した。
2、出稼ぎ労働者の雇用がやや改善した。10月、他の地域から都市部に来ている農村戸籍の労働者の調査失業率は4.6%で、前月比で0.1ポイント改善した。前年同期比では0.9ポイントの改善となった。
3、大都市の調査失業率が改善した。10月、大都市31都市の同率は5.0%で、前月比で0.2ポイント改善した。前年同期比では1ポイント改善した。
劉報道官は、今後について、「経済が回復を続けるにつれて、雇用ニーズも拡大し続け、雇用動向は全体的に安定し続けるだろう」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月17日
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