2024年国家公務員試験の受験者が290万人突破 学歴ハードルがさらに高く
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中公教育科技股份有限公司が提供した統計データを見ると、2024年の国家公務員試験の受験者が徐々に増えていることが見て取れる。10月24日17時30分の時点で、受験申込書を提出した人は前年同期比約36万5000人増の291万3891人に達し、そのうち260万6075人が書類審査を通過した。現在の平均競争率は66倍で、前年同期の水準をやや上回るという。
2024年の募集人数は2023年の予定募集人数を6.7%上回る3万9600人。メディアがまとめた統計によると、この5年間、公務員試験の募集人数は「拡大傾向」が続いている。2020年は2万4100人、2021年は2万5700人、2022年は3万1200人、2023年は3万7100人、そして2024年は3万9600人と年々増加している。2024年は5年前の2020年と比較した増加率が60%を超えた。
統計によれば、2024年の公務員試験で人気の高い10ポストのうち、8ポストは競争率が1000倍を超えている。22日16時現在、競争率が最も高いポストは国家統計局寧夏調査総隊業務処室の一級主任科員とそれ以下の科員で、現在の競争率は3572倍以上に迫っているという。
修士・博士の高学歴が求められるポストが増加
今年の国家公務員試験の募集を見ると学歴のハードルが目に見えて高くなっており、高学歴人材のニーズが増加したことがわかる。今年はすべてのポストで大専(短大に相当)以上の学歴が求められ、募集人数が増加しているが、大専卒業で応募できるポストは年々減少しており、今年は56で、前年より106ポスト少なかった。これと対照的なのは、修士・博士以上の学歴が求められるポストで、その数も予定募集人数も大幅に増加しており、修士修了で応募できるポジションは前年より814多い2046ポストに、人数にすると前年より1654人多い3756人になった。博士以上の学歴が求められるポストは前年より14多い24ポストで、人数は31人になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年10月25日
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