1800点以上の流出文化財が中国に返還

国務院新聞弁公室は26日、「手を携え人類運命共同体を構築：中国のイニシアティブと行動」白書を発表した。文化・観光部（省）副部長、国家文物局局長の李群氏は記者発表会で、人的・文化的交流に関する質問に回答した。李氏の発言内容は下記の通り。

中国は人的・文化的交流を積極的に展開しており、すでに157ヶ国と文化や文化財、観光などの協力協定に署名し、25ヶ国と文化財違法出入境の政府間協力に署名している。

中国はこの10年でさらに世界各国と協力し、500回以上の文化財出入境展示を実施した。さらに、中国の文化財専門家はウズベキスタンのイチャン・カラ、カンボジアのアンコール・ワットなど6ヶ国・11ヶ所で、文化財及び古跡の保護と修復を行った。また、中国は24ヶ国と44件の共同考古学活動を実施し、1800点以上の流出文化財の祖国への返還に成功した。

中華文明は際立った連続性、革新性、統一性、包摂性、平和性を持つ。中国政府は国際人的・文化的交流に取り組み、世界の文化の多様性の促進、世界経済と社会発展の包摂性及び持続可能性の向上に向け積極的に貢献している。中国文化・観光部と国家文物局は今後、グローバル文明イニシアティブを積極的に実践し、人的・文化的交流と協力を強化し、世界の平和と協力の促進、人類の知恵及び文明の伝承と発展に向け取り組んでいく。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年9月27日