国防部「中米両軍の対話は守るべき一線なしにはあり得ない」
人民網日本語版 2023年09月01日15:13
国防部(省)の呉謙報道官が8月31日、中米両軍対話に関する質問に答えた。
【記者】今年のアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)の会期中、中国と米国の国防相による二者会談が実現しなかったうえ、米軍上層部の度重なる電話会談の要求も拒否された。世論は中米両軍の交流が中断状態にあるとの認識で一致しており、国際社会は大きな懸念を抱いている。中国側に米軍との交流を再開する計画はあるか、両軍関係はいつ正常化するか。
【呉報道官】まず指摘しておきたいのは、中米両軍の交流は中断状態にあるわけではなく、双方は軍事・外交チャンネルを通じて率直かつ効果的な意思疎通を維持しているということだ。しかし、現在の両軍関係が少なからず困難や障害を抱えているのは確かであり、この状況は全て米側に原因がある。ある時期から、米側は誤った対中認識に固執し、中国に対して不当な封じ込めや抑圧を行い、中国の内政に粗暴に干渉し、台湾地区に武器を売却して支援し、台湾地区と軍事関係を発展させ、頻繁に海空部隊を派遣して中国周辺で軍事的挑発・威嚇・抑止を強めてきた。また、米側は中央軍事委員会指導部に対する不当な制裁も解除しようとしない。このような状況において、中国軍が断固たる対抗措置を講じることは当然である。我々がよく言うように、意思疎通は原則なしにはあり得ず、対話は守るべき一線なしにはあり得ない。我々は、米側に対して、しっかりと誠意を示し、具体的行動をとり、中国側と向き合って進み、両軍関係が正常な軌道に戻るための環境を整えるよう要求する。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年9月1日
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