王毅氏「ロシアを含むBRICSパートナーと共にBRICSの発展を推進」
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は8月7日、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行った。新華社が伝えた。
王氏は「今年3月に習近平国家主席がロシアを訪問して以来、両国の戦略的協力と実務的協力は共に新たな進展を遂げ、二国間貿易額は過去最高を更新し、エネルギー協力は着実に実施され、人的往来は急速に再開されている。中国とロシアが信頼できる、頼りになる良き友人でありパートナーであることは、事実が証明している。現在、双方の最も重要な取り組みは、引き続き両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、新時代の包括的な戦略的協力パートナーシップの高水準の発展を継続的に維持することだ。中国はロシアを含むBRICSパートナーと共に、南アフリカがBRICS首脳会議を成功させることを支持し、BRICSメカニズムの健全で前向きな発展を推進していきたい」とした。
ラブロフ外相は「ロシアは、国連、BRICS、上海協力機構(SCO)など多国間枠組みの下で、中国と引き続き意思疎通や協力を強化し、覇権主義に反対し、一国主義を阻止し、国際関係の民主化プロセスを推進し、国際公平・正義を守ることを望んでいる」とした。
両氏はウクライナ危機など関心を共有する国際・地域問題についても意見交換を行った。
王氏は「ウクライナ危機の問題において、中国はいかなる国際的・多国間の場においても、独立した公正な立場を堅持し、客観的で理性的な声を発し、和平交渉の促進を積極的に後押しし、政治的解決の道を探るべく尽力している」と強調した。
ラブロフ外相は「ロシアはウクライナ危機の政治的解決に関して中国の提示したポジションペーパーに大いに賛同しており、この点における中国の建設的な役割を評価し、歓迎する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年8月8日
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