王毅氏「中国とEUは包括的な戦略的パートナーシップに新たな力強い弾みをつけるべき」

王毅中共中央政治局委員（外交部長）は8月6日、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表（外相）と電話会談を行った。新華社が伝えた。

ボレル氏は「EUは中国との良好な関係の発展に揺るぎなく尽力している。EUの『グローバル・ゲートウェイ構想』と『一帯一路』（the Belt and Road）イニシアティブは対立するものではなく、相互補完関係にあり、いずれも世界の発展促進を旨としている。できるだけ早期に訪中して中国側と戦略的対話を行い、今年の中国EU首脳会議の準備を共同で行い、EUと中国関係の一層の前向きな発展の推進を後押しすることを望んでいる」とした。

王氏は「現在、中国とEUの上層部交流は良好な基調を維持し、双方共に中国EU関係の最も主要な特徴は協力パートナーであることだと考えている。中国は常に前向きな姿勢で中国EU関係を推進し、年内に開催予定の中国EU首脳会議を非常に重視しており、会議が中国とEUの関係及び協力に戦略的リーダーシップを果たすことを期待している。中国EU双方は、制度的対話をより多く行い、中国とEUの包括的な戦略的パートナーシップに新たな力強い弾みをつける必要がある。中国はボレル上級代表が今秋に代表団を率いて訪中し、戦略的対話を行い、広範かつ踏み込んだ意見交換を通じて首脳会議に向けた政治的準備を整えることを歓迎する」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年8月7日