成都ユニバに正確な気象予報を提供する国家スパコン成都センター
四川省成都市は1日、晴れから曇りに変わった。朝は小雨がぱらつく程度だったが、昼になると雨が徐々に激しさを増した。同日午前に予定されていたテニスシングルスの試合は悪天候により延期され、その後雨除けの下で行われた。科技日報が伝えた。
試合調整の知らせが伝わると、選手、審判から、試合の主催者までが秩序正しく調整作業を行った。余裕を持って対応できたのは、正確な気象サポートがあり、試合調整の準備作業が十分だったのがその重要な原因の一つだった。
「第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ(成都ユニバ)の開催期間中、宇宙予報分解能が9000メートルから1000メートルへの向上を実現でき、毎日4回の予報から毎日24回のローリング予報に高まっている」。国家スパコン成都センターによると、気象予報の性能向上にはスパコンという「最強のブレーン」が欠かせないという。
成都市天府新区に位置する同センターで、2組の成都ユニバ気象プロジェクト重点サポートユニットアレイが昼夜連続で稼働しており、大量のデータがここに集まり、計算されている。毎秒10京回のスーパー演算能力により、同センターは数値予報モデルシステムが西南エリアのすべてのレーダー資料をスピーディに同化できるようサポートするとともに、モデル境界層プランの改善を通じ成都全域の気象予報を行う。同センターは高い計算力により、青蔵高原(チベット高原)気象研究院に協力し、1キロメートル×1キロメートル分解能の気象数値予報を速やかに提供している。同センターは高い計算力により、より多くのより高い分解能の気象環境要素データを導き出し、より正確な天気予報を実現できる。同センターの関係責任者は、「屋外で行われるボート競技、アーチェリー、テニスなどの競技に対しては、より専門的な気象サポートによって試合をより良く支援できる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月2日
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