今年に入り、中国経済が回復・好転を続け、人々の旅行需要が高まるにつれ、観光経済が全面的回復という新たな段階に突入した。中国観光研究院が7月28日に発表した情報によれば、今年は通年で国内旅行者数が延べ55億人に達して新型コロナ感染症前の2019年の9割を回復し、国内観光収入が5兆元(1元は約19.9円)を超えて同8割以上を回復することが予想されるという。
中国文化・観光部(省)ウェイブサイトのデータによると、上半期の国内旅行者数は前年同期比63.9%増の23億8400万人に上り、国内観光収入は同95.9%増の2兆3000億元だった。同研究院の戴斌院長は、「個人の旅行に対する意欲、企業家の信頼感にしても、観光経済運営総合景況指数にしても、どれも過去3年間で最高の水準に達している」と述べた。
戴院長は、「夏休みシーズン、国慶節(建国記念日、10月1日)連休、中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)連休の旺盛な旅行ニーズ及び供給側と政策面の積極的な影響ということを考えると、下半期観光経済についてより楽観的な予測をする理由がある。中国観光研究院の予測では、今年は通年で国内旅行者数が延べ55億人に達して19年の9割を回復し、国内観光収入が5兆元を超えて同8割以上を回復するだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年8月1日