李強総理は26日に天津で、世界経済フォーラム(WEF)のシュワブ会長、世界貿易機関(WTO)のイウェアラ事務局長とそれぞれ会談した。新華社が伝えた。
李総理はシュワブ会長との会談で、「世界経済はグローバル化の進行を経験し、もうすでに互いに融け合い切り離せない関係となっている。各国の相互協力、強みによる相互補完は生産力の発展における客観的要請であり、不可逆の歴史的潮流でもある。各国は率直で踏み込んだ対話や意思疎通を通じて、理解を増進し、相互信頼を増進し、誤った判断を減らし、互恵・ウィンウィンを堅持し、利益の融合を強化し、共通の課題に手を携えて対処し、さらに素晴らしい未来を創造するべきだ。中国は平和的発展の道を堅持し、高水準の開放を揺るぎなく拡大し、世界各国と発展の機会を共有していく。中方は各国とともに努力して、引き続き開放型の世界経済を構築し、人類運命共同体の構築を推し進めることを望んでいる」とした。
李総理はイウェアラ事務局長との会談で、「中国はWTO最大の発展途上国として、WTO加盟以来20数年間、常にWTOを中心とする多角的貿易体制を維持し、加盟時の約束を履行し、自らを発展させるとともに、世界に幸福をもたらしてきた。中国は各国と共に、多国間主義と自由貿易を支持し、一国主義と保護主義に反対し、貿易と投資の自由化と円滑化の水準を高め、世界経済の回復を促進し、グローバルな課題により良く対処することを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年6月27日