李尚福国防部長「台湾地区は中国の台湾地区、外部勢力の干渉は許さず」

李尚福国務委員兼国防部長（国防相）は4日、第20回アジア安全保障会議（シャングリラ・ダイアローグ）で「中国の新安全保障イニシアティブ」をテーマに演説した。新華社が伝えた。

李部長は「習近平国家主席はグローバル安全保障イニシアティブを打ち出し、共通・総合・協調・持続可能という安全保障観を提唱して、国際安全保障上の挑戦への対処のために中国の知恵で貢献した。中国は中国式現代化の道を歩み出すことに成功し、共同発展の促進に力強い原動力を注ぎ込み、世界平和の維持に重要な貢献を果たし、グローバルガバナンスの整備において積極的役割を果たしている。中国は各国とアジア太平洋運命共同体意識を強化し、地域の安全保障協力の健全な発展を後押しし、開放的、包摂的で透明性ある平等な地域安全保障協力枠組みの構築に努力することを望んでいる」と指摘した。

また李部長は「台湾地区は中国の台湾地区であり、台湾問題をどう解決するかは中国人自身の事であり、いかなる外部勢力による干渉も許さない。『外国頼みで独立を図る』民進党当局、『台湾を利用して中国を牽制する』外部勢力は、台湾海峡の現状を変更する最大のトラブルメーカーだ。台湾地区を中国から分裂させようとする者があれば、中国軍は微塵も躊躇せず、いかなる相手も恐れず、どれほど大きな代償を払おうとも構わず、国家の主権と領土的一体性を断固として守る」と強調した。

李部長は南中国海問題や中米関係などについても中国の立場を詳しく述べた。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年6月5日