習近平総書記は6日午後、中国人民政治協商会議第14期全国委員会第1回会議(全国政協第14期第1回会議)に参加する中国民主建国会、工商連合会の委員と対面し、合同グループ会議に参加し、民間経済の健全な発展、質の高い発展を正しく導くことについて重要な論述を行った。新華社が伝えた。
■懸念を解消し、大胆に発展
習総書記は合同グループ会議に参加した際に、「中国共産党が長期的に政権を執り、全国の国民を団結させ、率いて、『2つの100年』奮闘目標と中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するうえで、民間経済は重要な力となる。中共中央は『2つのいささかも揺るがず』『3つの変わらず』を常に堅持し、民間企業と民間実業家を常に身内と見ている」と明確に指摘した。
しばらく前から、多重の要因の影響により、社会には民間経済の健全な発展にとってマイナスになる雑音が聞かれてきた。一部の民間企業にも国の政策に対する不正確な認識や理解があり、民間企業の発展の積極性に一定程度の影響を与えた。
民間企業の市場競争への公平な参加を制約する制度的障害を取り除き、民間企業の財産権と実業家の権利・利益を法に基づき守り、より有効な措置を講じて中小・零細企業や自営業者の発展を支援し、雇用創出、消費拡大、国際競争におけるプラットフォーム企業の活躍を支援する。
合同グループ会議で、習総書記は民間企業が関心を持つ問題に向き合い、一連の支援措置を再確認し、明確にした。これは民間企業と民間実業家が「2つのいささかも揺るがず」と「2つの健全」に関する中共中央の方針と政策を正しく理解し、懸念を解消して、大胆に発展するよう導くことが目的だ。
■民間経済には健全な発展、質の高い発展が必要
習総書記は合同グループ会議で行った重要談話で、「質の高い発展」という非常に重要なキーワードを示した。習総書記は民間経済の質の高い発展について、「主業を堅守し、実業を強化し、独自開発を強化し、民間資本の投資の活力を引き出し、法に基づき各種資本の健全な発展を規範化し、導く」とさらなる要求を示した。
質の高い発展は社会主義現代化国家の全面的建設における最重要課題であり、時代の前進における必然的な要請だ。中国経済が急速な成長の段階から質の高い発展の段階へと転換する中、民間企業が粗放で規範化されていない古い発展の道をまだ歩むのならば、新たな発展段階の要請に適応できないのは必然だ。新たな発展理念を実践し、主体的に質の高い発展の道を歩んで初めて、時代の進歩の潮流に追いつき、さらなる発展を遂げることができる。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年3月8日