8月16日、重慶市雲陽県で、長江の水位が低下して露出した河床(写真著作権はCFP視覚中国が所有のため転載禁止)
長江流域はこのところ、深刻な干ばつに見舞われている。国家水利部(省)長江水利委員会は16日、「同日12時から、三峡ダムは、長江中・下流に向け放水を行う」との水量調節に関する指示を出した。概算によると、三峡ダムからの流出量を増やすことで、今後5日間で長江の中・下流に約5億立方メートルの水が補充されることになる。人民網が伝えた。
長江委員会の副チーフエンジニアを務める陳桂亜氏は、「調整指令が実施されると、三峡ダムの水位は、現在の約147.2メートルから1日ごとに低下、8月21日には146メートルまで調整される見通し。三峡ダムが長江中・下流に向けて放水する期間、金沙江下流にあるカスケード方式のダム群も同時に放水調整を実施し、約3億立方メートルの水が補充される計画だ」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年8月17日