中国科学院近代物理研究所が7日に明らかにしたところによると、澳門(マカオ)科技大学、中国地質大学(北京)、中国科学院近代物理研究所、蘭州空間技術物理研究所、中国科学技術大学、米アラバマ大学ハンツビル校、中国科学院国家空間科学センターからなる研究チームがこのほど、火星探査機「天問1号」の火星エネルギー粒子分析装置を使い初の科学成果を上げた。同ペイロードが地球から火星への遷移軌道で観測した太陽高エネルギー粒子事件について研究・議論した。
これに関連する成果は7月26日に「The Astrophysical Journal Letters」に掲載された。
火星エネルギー粒子分析装置は中国初の惑星間及び近火星空間の放射環境を研究するためのペイロードで、中国科学院近代物理研究所と蘭州空間技術物理研究所が共同開発したものだ。2020年7月に天問1号と共に打ち上げられ、正式に探査任務を開始した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年8月8日